狙いの馬-ダイヤモンドステークス
- 2022.02.17
- 狙いの馬
- アンティシペイト, ヴィルコス, ダイヤモンドステークス
◎はじめに
今回はダイヤモンドステークス!!東京3400mで開催されるハンデキャップ重賞です。
現在のサラブレッドは1600-2400mの距離で能力が発揮できるように育てられることが多いため、ダイヤモンドステークスではいつもと異なった適正が求められます!!そのため、人気薄の好走もあり楽しみなレースです!!
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◎過去の成績
過去10年の結果をまとめました。フェイムゲームの3勝など、リピーターの活躍が目立っていましたが、直近2年でリピーターはいないですね!!
◎人気馬とコースの傾向
芝2600m以上の成績と全条件での成績の傾向を比較しました。2016年1月-2021年10月までの期間で勝ち馬に占めるX番人気の割合を棒グラフ化して以下のことがわかりました。
- 芝2600m以上では勝ち馬に占める1番人気の割合が全条件と比較にして高い
次に馬券を購入する上で重要な3着以内の馬 の人気を調べて3着以内馬に占めるX番人気馬の割合としてまとめています。 X番人気の馬は3着以内に1頭しか入ることができないため、縦軸の最大値は33.333…%となります。
- 芝2600m以上では3着以内馬に占める1-3番人気馬の割合が低い
2600mを超える長距離レースでは勝ち馬で考えると、1番人気の信頼度が高く、3着以内の馬で考えると1-3番人気の信頼度がやや低めの傾向のようです。
◎臨戦過程
ダイヤモンドステークスの過去10年の出走馬と3着以内の馬を前走クラスごとにまとめました。出走馬の臨戦過程はオープンとG2、3着以内の馬の臨戦過程はG2とオープンが多いことがわかりました。
次に臨戦過程の優劣を判断するため、3着以内の好走馬数を出走頭数で割った数値で各臨戦過程を比較しました。G1からの臨戦過程が出走馬に対する好走馬の割合が高いこと、G3からの臨戦過程は出走馬の割りに好走馬が少ないことがわかりました。
次に今年のステイヤーズステークスに登録している馬を前走クラスごとにまとめました。基本的にはG1からの出走馬に注目ですね!!
1.芝G1
該当馬:ステイフーリッシュ、メロディーレーン
2.芝G2
該当馬:アンティシペイト、ヴァルコス、ゴースト、トーセンカンビーナ
3.芝G3
該当馬:アドマイヤアルバ
4.芝オープン
該当馬 :カウディーリョ、グレンガリー、マンオブスピリット、ランフォザローゼス、レクセランス
5.芝3勝
該当馬 :ヴェローチェオロ、カレンルシェルブル、セントレオナード、テーオーロイヤル
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◎気になる馬
1頭目:ヴィルコス
前走ステイヤーズカップで、ヴィルコスは最後の200mを全出走馬の中で、2番目に速いタイムで走りました。しかし、前を走っていた馬を追い抜いて、3着以内に入ることはできませんでした。その原因はレース前半、遅いペースを後方から追走したことだと考えています。
ステイヤーズステークスのレースラップは13.2 – 12.3 – 14.4 – 13.3 – 12.1 – 12.8 – 12.8 – 13.1 – 12.8 – 13.4 – 13.4 – 12.9 – 12.2 – 11.9 – 11.7 – 11.6 – 11.3 – 12.4秒。スタートからラスト1200mまではかなり遅く、そこから加速していきラスト400mから200mが最速となり、最後の200mはタイムを落とすというレースのラップです。ラスト1200mまでのペースは遅かったので、そこまでに前の馬を追い越せる位置を確保できれば、ステイヤーズステークスでも好走できたと思います。
実際、2020年の青葉賞ではスローペースの中、レース中に加速していき、いい位置取りを確保して2着に好走しています。そのときの青葉賞のレースラップは、12.3 – 10.8 – 12.2 – 12.6 – 12.5 – 12.5 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.6 – 11.5 – 11.5秒。ヴィルコスはペースが緩いタイミング(12秒台)で前に進出していき、最後の200mを、メンバー中3位のタイムで走り切っています。
ペースが緩んでいるタイミングで前に進出できていれば、ヴィルコスの末脚を生かす展開になると思います!!
ステイヤーズステークスの予想ブログはこちら!!https://www.aa-baken-ga-kaitai.com/post-711/
2頭目:アンティシペイト
父ルーラシップx母ディープインパクトの5歳牡馬。前走のアメリカジョッキークラブカップで12着、前々走のアルゼンチン共和国杯でも8着と見せ場がありませんでした。
アルゼンチン共和国杯では7.2 – 11.6 – 12.1 – 13.4 – 12.9 – 12.4 – 12.4 – 12.4 – 12.1 – 11.8 – 11.1 – 11.1 – 11.9のペースを先行して、最後の後続の馬に追い越されて負け。
アメリカジョッキークラブカップでは12.5 – 11.4 – 12.6 – 12.3 – 12.4 – 12.1 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 12.2のペースを後方からレースを進めて、直線伸びず負け。
この2戦の敗戦でアンティシペイトの最高速度に課題があることがわかりました。この馬は2021年以降、最後の600mを、速くても34.5秒くらいのタイムでしか走っていません。
今の競馬は、条件が整えば、強い馬は33.0秒で走り切るので、アンティシペイトは最後のスピード勝負には向かないタイプだと思います。
最高速度が足りない馬が勝つためには、他の馬も最高速度勝負の展開にならないことが重要です。例年、最後の600mが34秒台以上の馬が上位に来るダイヤモンドステークスは、アンティシペイトに向いていると思います!!
◎予想
本命◎:アンティシペイト
対抗〇:ヴィルコス
単穴▲:レクセランス
◎買い目
単複:アンティシペイト
馬連:8-3,10,13
3連複フォーメーション:8-3,10-3,5,6,10,11,13
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